あなたは成果主義にこだわり続けていないだろうか。
安心できる場所で、しがらみから離れて、真実の休息をするのです。
スヌーピーと禅の力をお借りしましょう。
今日は休息万事を紹介します。
著者:チャールズ・M・シュルツ
訳者:谷川俊太郎
監修者:枡野俊明
真実の休息ってものがどれほど日常にあるだろう。
それに気がついたらこの言葉はゾッとするものだと気付きました。
休息万事 ばんじをきゅうそくす
チャールズ・M・シュルツ,谷川俊太郎,枡野俊明(2021). 『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』 株式会社 光文社 (92) 禅一部抜粋
4月は変化の季節。
季節が変わるだけでなく、仕事が始まったり、入学したり、新しいことを始めたり…はじまりの4月。
はじまりだからこそ、頑張り過ぎてぐったり…あれ?あっという間にGWが終わった…はよくある話。
だからこそ、今日はこの 休息万事 を知ってもらいたいのです。
成果主義の社会に身を置くと「生産性」というものさしで物事や人を測ろうとしますが、24時間365日それに追い立てられれば、体だけでなく心も壊れてしまいます。
チャールズ・M・シュルツ,谷川俊太郎,枡野俊明(2021). 『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』 株式会社 光文社 (92) 禅一部抜粋
-中略-
休息万事はあれやこれや思い煩う心の活動。休みなさいという道元禅師の教えです。
日本…と思ったけど、おそらく世界は成果主義の社会が多くて、成果が出ないと落ちこぼれのレッテルを貼られる。
販売に関わる仕事、接客に関わる仕事をする事が多いわたしは……どちらかといえば成果が出ない落ちこぼれで、いつも落ちこぼれないようにぎりぎりを渡っている。
だから人の顔色を伺うし、評価される事がとても嫌いで、あー向いてないなあといつも思う。
ヨガをはじめてヨガを学びながら教えることになって、ここ1年ぐらいでようやくこの「生産性」というしがらみから距離を置けるようになった気がする。
成果主義は評価される。
上にいて褒められる人は気分が良いし、もっと頑張ろうと上を目指すが…間違うとそのものさしを自分を傷付けるために使ってしまう。
下にいる人はなおさらだ。
さてさて。そんな成果主義や生産性の話をしてきたけれども、日々の生活に関係してくるんだからなかなか切り離すのは難しい。
けれども、思い煩う必要はまったくない
安心できる場所で
しがらみから離れて
休息を取ることが日々できてるだろうか。
たぶん、これが1番大事なんだと思う。
本来、家がその役割を果たすんだとわたしは思うけど、そううまくいかない人もいる。
安心できる場所を見つけよう。
もしかしたら
お昼休み、公園のベンチとかで良いかもしれない。
少しずつ休息を練習する。
最初はうまくいかなくて、ぐちゃぐちゃになるかもしれない。
なんでもそうだけど、天才肌でもない限り練習しないと自然に身につかない。
休む練習。
おかしな話かもしれないけど、至ってまじめに現代に必要だと思ってる。
いつのまにかそれが真実の休息につながる。
わたしはヨガがうまく作用したから休む練習として使い続けている。
あなたはどうだろう。
うまく休息はできているだろうか。
息苦しさを感じてるなら一緒に練習しよう。
少しでもこの世界の生活が楽に豊かになるように。