12月22日【すぐに「答え」を出そうとしない】
真善美な生き方について考えてきたわたしが、1年間で100冊以上の本たちを読んできました。
哲学入門から漫画まで。ちょっと偏ったジャンルから素敵な言葉たちをピックアップ。
12月1日から12月25日までの25日間。わくわくするようなクリスマス期間にお届けしています。
すこしでもあなたの心にじんわりなじみますように。
すぐに「答え」を出そうとしない
南直哉(2017). 『禅僧が教える心がラクになる生き方』 株式会社アスコム(第3章すぐに「答え」を出そうとしない より)
ゆとり世代の駆け出しなわたしが体験してきたのは、ゆとりではなく、スピード判断でした。
判断が早ければ早いほどヨシとされ、判断が遅ければ役に立たない。
間違っていても判断が早ければすぐに直せるから早い方がいい。そう教え込まれました。
そんな時、慌ててませんか?
そんな時の判断は、冷静になって判断していると言えますか?
あなたの感情を乗っけたまま、考えていませんか?
すぐに「答え」を出そうとしない
この言葉のあとにつづく考え方のヒントは、早くなくていいからちゃんと言語化することが大事だと伝えています。
感情をクールダウンさせてから、言語化する。これが大事だと。
なに に困っているのか
なに に悩んでいるのか
なに がまずいことなのか
なに がスッキリしないのか
ひとりが難しければ、人に手伝ってもらうこともいいです・・・が、
末期の眼を持つ人の力を借りることもいいと言ってます。
末期の眼とは、死を前にして欲得を離れた者の眼のこと。
まあ、なかなかにそんな人は近くにいないかもしれませんが、
自分の問題をあきらかにするために協力する人は見つかるかもしれません。
その人の言葉を聞いて、自分の考えと照らし合わせてみる。
どんな作用が働くでしょうか。実践できるタイミングがあればぜひやってみてくださいね。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。