12月23日【寂しさと手を繋ぐこともきっとできると思いますから】
真善美な生き方について考えてきたわたしが、1年間で100冊以上の本たちを読んできました。
哲学入門から漫画まで。ちょっと偏ったジャンルから素敵な言葉たちをピックアップ。
12月1日から12月25日までの25日間。わくわくするようなクリスマス期間にお届けしています。
すこしでもあなたの心にじんわりなじみますように。
寂しさと手を繋ぐこともきっとできると思いますから
坂月さかな(2022). 『星旅少年1』 株式会社パイ インターナショナル(121)
あなたはどんな言葉をもらったとき、ほっとするのでしょうか。
なんでかわからないけど、ひとりが寂しいとき、わたしはこの本を読んでほっとしています。
宇宙、って聞くとどこか寂しいようなイメージがわたしの中にある。
それを具現化した漫画が「星旅少年」
人が永遠の眠りについてしまい、木に変化していく。
だんだんと木が多くなってきた星に主人公は降り立ち、その星に残った人たちと会話をしていく。
その優しい会話がなんとも心に響くのです。
星に残ると決めた人と、星から出て行くことを決めた人。
星から出て行くことを決めた人が今日、あと数時間したら出て行ってしまう。
おそらく、二度と会えない。
その時に、そっと優しく寄り添ってくれるのがこの言葉なんでしょう。
寂しさや悲しさを受け止めるときに隣にいてくれる。
今日もお読みいただきありがとうございます。