12月21日【やりたかったらやりゃぁいいのよ】
真善美な生き方について考えてきたわたしが、1年間で100冊以上の本たちを読んできました。
哲学入門から漫画まで。ちょっと偏ったジャンルから素敵な言葉たちをピックアップ。
12月1日から12月25日までの25日間。わくわくするようなクリスマス期間にお届けしています。
すこしでもあなたの心にじんわりなじみますように。
やりたかったらやりゃぁいいのよ
seko koseko(2022). 『マダムたちのルームシェア』 株式会社KADOKAWA(41)
じゃないと動けなくなっちゃうわ
マダムの生き方大好きマン が、またマダムの台詞をピックアップ。
今日の台詞もなかなかに背中を押してくれる台詞。
やりたかったらやりゃぁいいのよ です。
ルームメイトの栞さんがとってもかわいいマニキュアをしていて、それを褒める晴子さん。
数十年もマニキュアを塗っていない晴子さんはとっても素敵に見えたんでしょうね。
栞さんが晴子さんに塗ってみる?と提案しますが、晴子さんは断ってしまいます。
私の手・・・栞に比べて荒れてるしシミも気になる・・・ う~~~~ん この手に塗るのはマニキュアがもったいないわね・・・・・・
seko koseko(2022). 『マダムたちのルームシェア』 株式会社KADOKAWA(32)
自分のやりたいっていう小さな気持ちを抑圧し、断る。
晴子さんじゃないけれど、こんな経験はあなたにないでしょうか。
ちょっとやってみたいかも・・・な気持ちを無視していませんか?
お芝居やったり、ヨガを学んだり、やりたいと思ったことをやってきたわたしが、
この言葉をピックアップするのは違和感あるかもしれません。
実は、何かをはじめたいと思っても、わたしの場合スイッチが入るまで数年かかるんです。
絵を描きたいと思って、3年後、ようやくお絵かきをはじめました。
人と物作りがしたいと思って、芝居をやりたいと思ってから、3年後、大学入ってようやくはじめました。
ヨガを本気で学ぼうと思ってから、踏み出すまでに1年半かかりました。
つまり、晴子さんみたいなちいさなやりたいの気持ちを抑圧してきたのが、抑圧できなくなってやりはじめるんですよね。
ある意味、素直なんですけど、栞さんが「動けなくなっちゃうわ」と言うとおり、2年も3年も動いていないんです。
ただ、頭の中でぐるぐる考えてるだけ。
なにを考えているかと言えば、自分というイメージを壊してしまうのではないかという不安。
これを突き進めると、
この人になにか言われるんじゃないか(=なにか言われるのが怖い)
にたどり着くんですよね。
意外となにも言われないのに、ものすごく考え込んでしまう。
誰よりも私が人生をかけて実践済みです。もう、疲れるほどに。
それから・・・・・・ヨガに出会ってから、何事も常に変化していくものだと教わりました。
変化は悪ではありません。自然なことなんだ、とも。
変化することはあたりまえだと自覚することが大事じゃないでしょうか。
なにか新しいことを、やってみたいことと出会った時、
栞さんの言葉を思い出してみてください。
やりたかったらやりゃぁいいのよ
今日もお読みいただきありがとうございます。