12月10日【俺の”好き”だけが俺を守ってくれるんじゃないのかなあ・・・!】
真善美な生き方について考えてきたわたしが、1年間で100冊以上の本たちを読んできました。
哲学入門から漫画まで。ちょっと偏ったジャンルから素敵な言葉たちをピックアップ。
12月1日から12月25日までの25日間。わくわくするようなクリスマス期間にお届けしています。
すこしでもあなたの心にじんわりなじみますように。
俺の”好き”だけが俺を守ってくれるんじゃないのかなあ・・・!
山口つばさ(2018). 『ブルーピリオド(2)』 株式会社講談社 (六筆目より)
好きなものを否定されたことはありますか?
否定、とまではいかなくても、「もう子供じゃないんだから・・・」「あなたにそれは合わないよ」「それっておかしくない?」
という善意で無自覚な攻撃・・・おせっかいなアドバイスに振り回されたことはありますか?
わたしは、オオアリです。それほどまでに素直になんでも受け止める子供だった、という意味でもあるんですけどね。
「自分の放ったなにげない言葉がここまで影響するなんて思ってもなかった・・・」と両親はびっくりしていました。
そう。それぐらい、親って影響力があることを忘れてはいけないのです。
「 俺の”好き”だけが俺を守ってくれるんじゃないのかなあ・・・! 」
私は、お芝居が大好きでした。
もちろん今も好きですが、このときはちゃんとお芝居で生計を立てていくぐらいの気持ちで過ごしてました。
他人のおせっかいや、否定を繰り返し受け止めるたびに「私の”好き”は世の中は認めてくれない」へ変化していきました。
(それは世の中が認めない、ではなく、身近な大人が認めないになるんですけどね)
認めてくれないなら、認めてくれるまで”好き”を貫く。
認めて欲しいから”好き”を貫く。
そう変化していったのです。
悩みの壁に当たったとき、わたしの”好き”はとても揺らぎ、自信がなくなりました。
「 俺の”好き”だけが俺を守ってくれるんじゃないのかなあ・・・! 」
自分を守るために”好き”を貫く。
それは本当に”好き”なものなんだろうか。
ブルーピリオドのユカちゃんとは少し異なる悩みでしたが、似たような道を歩みました。
だからこそ、この言葉は力強く感じるのです。
あなたの”好き”は、どんな”好き”ですか。
本当の”好き”って、どんなものですか。
今日も素敵な日をお過ごしください。