12月08日【そういう存在が私を生かしてくれることを知っている。】
真善美な生き方について考えてきたわたしが、1年間で100冊以上の本たちを読んできました。
哲学入門から漫画まで。ちょっと偏ったジャンルから素敵な言葉たちをピックアップ。
12月1日から12月25日までの25日間。わくわくするようなクリスマス期間にお届けしています。
すこしでもあなたの心にじんわりなじみますように。
一見無駄のように思える、なくても生きていけるもの。そういう存在が私を生かしてくれていることを知っている。
岡本真帆(2022). 『水上バス浅草行き』 株式会社ナナロク社 (あとがきより)
岡本真帆さんの短歌集。いちばん最後のあとがきに書かれている言葉の安心感。
たくさんのモノであふれかえっている我が家。
自分のモノはもちろんですが、同居人のモノが収納できないぐらいあふれているんです。
指摘はしていますが、改善しているならこんなところに書くことはないでしょうね。ふふ。
そう。わたしから見たら無駄のように思えるモノなんです。
でも、同居人からすると違う。ゴミのような山でも、そうじゃない(らしい)
昔どこかの家庭で、勝手に人のコレクションを捨ててしまって、物議になる。
そんな話を聞いたことがありますが、どんな存在があなたを生かしてくれているのかを考えるとものすごく面白いんですよ。
その人の好きなものは、その人の生きてきた道。
あなたの目にはどんな風に映ってるかわからないけど、その人にとっては大事だったりする。
あなたをつくっているそんな一見無駄のように見えるものって一体なんでしょう?
今日もすてきな1日になりますように。