真善美な生き方について考えてきたわたしが、1年間で100冊以上の本たちを読んできました。
哲学入門から漫画まで。ちょっと偏ったジャンルから素敵な言葉たちをピックアップ。
12月1日から12月25日までの25日間。わくわくするようなクリスマス期間にお届けしています。
すこしでもあなたの心にじんわりなじみますように。
「どうか、変わることをおそれないでください」
永井玲衣(2021). 『水中の哲学者たち』 株式会社晶文社(変わる より)
哲学対話をする前にルールを伝えるたった一言。
あんまりにも印象的で、わたしはこの本が大好きになりました。
ルール、と言いながら、おねがいや懇願に近いようにとれてものすごく切なくも感じる。
ひとの話をよく聞き、それによって自分の考えが変わること、それを楽しんでください。
永井玲衣(2021). 『水中の哲学者たち』 株式会社晶文社(変わる より)
これって、哲学対話じゃなくても大切なことだとわたしは思うのですよ。
頑固な人はなかなか考えが変わることができないけれど、
芯を持つ人は大事な軸は持っているけど、柔軟に自分の考えを変化させていく。
ひとの話を聞いて、自分がどんどん面白い方向へ変化していく。
あ、だからコミュニケーションって楽しいんだ。
そう教えられたような気がします。
どれくらいきちんとひとの話を聞けているだろうか。
12月、忘年会シーズン。チャンスはたくさん。
あなたはどれだけ聞くことができるだろう。
今日もお読みいただき感謝します。
