24時間、戦えますか?
思った通りにならなくて、焦る
現実にいつも、負けている
努力が足りないと、感じる・・・・・・ずっとモチベーションは高くはない
変えたいとは思ってるけど、変わらない気がする・・・ちょっと息苦しい
このテーマに出会った時、昔流れていたCMを思い出しました。
サラリーマンの男性たちが笑顔で栄養ドリンクを飲みながら耳に残るフレーズを歌うんです。
「24じかーん、たたかーえますか?」
いまでは絶対に放送されないであろうCM。
「24時間働き続けること、働いた者が正義だ!」
そう聞こえて、いつかきっとわたしもお世話になるかもしれないものなのかな・・・と思っていました。
24時間働くことはなくても、いつからか、いつの間にか、現実と戦うようになりました。
例えば、テストの点数を上げるために。
良い成績を残して、就職に役立てるように。
人の役に立つようなって、より上位を目指す。
でも実際フタを開けてみれば、テストは思うように数字は上がらないし、良い成績なんてもっと無理。
就職はなんとかできたけど、やっぱり上位の人と比べられて下から数えた方が早い。
そう、いつも現実はうまくいかない。
いつだって努力不足だと突きつけてくる。
そもそもどうして現実と戦っているんだろう?
確かにお金はあるべきものだけど、なんで自分は苦しい現実と戦わなきゃいけないんだろう。
そんなときに、アイレストヨガニドラというヨガは力を貸してくれるでしょう。
アイレストヨガニドラは内なる平和に気付かせてくれる手法で、
あるがままの自分をそのまま受け入れていいんだと気付くツールです。
ヨガの基本もそうですが、アイレストヨガニドラーはより様々な観察を行います。
まずは、シンプルに周りを観察します。
周囲の音に耳を澄ませて特定の方向から聞こえてくる音に気が付く。
それから全体にどんな音があるのかを探してみる。同時に、身体全体を使って聞く。
身体と音の境目がわからなくなっていくほどに共聴していきます。
このとき、思考している自分が「いる」のか「いない」のかを確認します。
目を開いていても同じ事を実験してみる。
それからワークシートを使って自分の目的を記述してみたりとやることは不安になるぐらいシンプル。
そう。ヨガなのに、物書きするんです。
なにかを信じる必要はありません。練習を続けることが大事です、と筆者は強く断言します。
やってることは、
自分の思考と自分の同一化することを止めること・・・つまり、自分=思考という考えを取り払うことです。
この考え方はインテグラルヨーガにも登場しますから、やってることはヨガなのです。
科学的な根拠がないと信じるにはちょっと・・・とわたしも思うのですが、アイレストヨガニドラはPTSDへの科学的効果を持ち合わせています。
心を癒やすだけではなく、心を覗くだけではなく、向き合う。
現代風にアレンジが加えられたとはいえ、古代の叡智が生き残り続けて伝わっているのです。
単純に自分自身のことを観察するだけでも十分。
楽に座って目を閉じて、肩の力をぬいてからスタートしてみる。
どこが暑いのか寒いのか、重いところや軽やかなところはあるか、気分は?眠い?元気?
集中している間なにが気になった?気にならなかった?どんな音が聞こえた?どんなものが見えた?
おそらくもっとたくさんな自分と出会い、観察ができるでしょう。
数分、自分のための時間をとってみよう。
もう、戦う必要はない時代ですから。