5分間、目を閉じて「ひとつのこと」を考え続けてみます。

5分間、目を閉じて「ひとつのこと」を考え続けてみます。

「ひとつのこと」はなんでもいいです。
今日食べたいもの、呼吸のこと、仕事のこと、将来のこと……

さ、どうぞ。



さて。5分間経ちましたかね?
「何を考えているか」を確認しましょう。

たぶん、ほとんど、始めた時とは違うことを考えていると思います。

わたしは、

気がついたらぼーっとしていて…あれ、なんでぼーっとしてるんだっけ?なんか考えなきゃいけなかった気がする…なんだっけ…ああ、ティッシュペーパー買わないとなあ…そうでなくて……ああもう……お腹すいたなあ…いかんいかん、集中集中……あれ?ほんと、何考えなきゃいけないんだっけ??

でした(笑)⁡

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

「ひとつのこと」を考え続けるって難しくて。
思考ってあっちこっち飛んでしまうし、芋づる式に記憶は呼び覚まされるから最初に考えてた事から遠くに離れてしまい、そもそも何を考えていたっけ??みたいな事が高確率でわたしは特に起こります。
同じ…と頷く人も多いんじゃないかな。

本によると、心理学では1日7万個もの想念を思い浮かべていて、約1.2秒で1個の思いを浮かべるそう。ほんと忙しない。

これは「心は無常である」のひとつの例。だそう。

心が無常なら、人も当然、無常です。
私たちは、自分も、相手も、「昨日と同じ人物」だと思っています。
昨日会った人は、今日会っても、同じ人。
でも実はその人は、背格好や、名前や、仕事や、住んでいる場所は同じかもしれませんが、本当は「別人」なのです。
だって「心は変わっている」からです。

心が変わっているなら、「同じ人」だと、どうしていえるのでしょうか。

草薙龍瞬(2015). 『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』 株式会社 KADOKAWA (困った相手と「どうかかわるかより」)



私たちは過去の記憶から「この人はこんな人」「自分はこんな人間」「変わらないあの人」と関係を続けるために暗黙のルールに従っています。

図星を突きまくりなこの文章は、自分がいかに過去に縛られているか、執着しているかを聞いてきます。

5分間考え事をしてわかったことは、
コロコロと考えは変わっていくこと。
人はコロコロと考えが変わるなら「新しい人」として向き合うこともできる。

そう。たとえ、
「あんな嫌なことを言われた相手」
だったとしても。

どう選ぶかは自分次第なのです。

とは言え、この本は「反応しないこと」が大事と書かれているので「反応しない=我慢」ではないことも知ることが大事です。

反応しないように、反応しないように…って、これ逆効果で、めちゃくちゃ意識してるし、めちゃくちゃ我慢してるんですよね。

わたし的には「いつか向き合う日が来るからとりあえず我慢するぐらいなら離れる」がベストかなと思ってます。
(もっと良い方法(この本にも書かれています)はあるとは思うんですけど、いっぱいいっぱいだとそれすら難しいから)

なんだかんだ数十年生きてきて、
ただ、ふらふらしてるだけかと思ったら、
意外と我慢してる図が多くて、
苦しかったんだなあ。と過去を少しずつ消化していってる毎日です。

この文章も大体5分ぐらいで読み終えます。
読み終わった後はどんな新しい考えを持つ自分になったでしょうか。

変化することを恐れずに。
今日も素敵に過ごしましょうー。

※この記事は、21年07月23日のInstagramで投稿されたものをリメイクしています。

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